林業
家族で林業を営んでいる人が近くにいます。
4年ほど前に、そこんちのお父さんが、長距離ドライバーに変わりました。
「昔は桶屋があって、それで生計たててたやろ。
今は、桶屋なんて無い。時代の流れや。
山を知る人間も、えんようになる。俺みたいな、いい山師はほかにはえんぞ。
でも、時代の流れや。食ってかなあかんで」
そこんちの、長男とお母さんで山の仕事をしていましたが、4月からお兄ちゃん、結局名古屋の会社に行くことになりました。
また、山師が消えてしまいます。
林業は、もう辞めるそうです。
一体、日本はどうなるんでしょう。
ほとんどが山なのに、それを守ってきた人がまた1人、消えます。
それでも、お兄ちゃんは言っていました。
「山がすきやで、将来、また必要になったら、またこの仕事がしたい」
若干、25歳。
いい嫁さん見つけて、福井に帰ってきての。
コメント